お得がいっぱい!長期優良住宅とは

家づくりのヒント
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家は一生に一度の買い物!せっかく家を建てるのであれば長期優良住宅を建てたいと思っています。どのような項目をクリアすれば長期優良住宅認定を受けられるの?

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長期優良住宅のメリットが多いって聞くけど、デメリットは何?長期優良住宅を立てれば、家族が安心して長く快適に暮らせる家になるのかな?

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家づくりを考えている方であれば、一度は「長期優良住宅」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?長期優良住宅は様々な面でメリットも多いので家を建てる際には選択肢の1つとして考えてみてください。

家づくりの選択肢の一つに長期優良住宅に対応したほうが良いのかという事があげられます。長期優良住宅とは簡単にいうと、長期にわたって家が良好な状態を保つ事ができ、長く安心、快適に暮らす事が出来る家という事になります。

近年では、国が長期優良住宅の普及を支援・促進していることや、多くのメリットがあるため長期優良住宅で家を建てている方も増えてきており、それだけ長期優良住宅が注目されてきているということではないでしょうか。

この記事では長期優良住宅とはどのような家なのか、そしてメリット・デメリットや長期優良住宅に認定を受けるための項目など、長期優良住宅についてわかりやすくお伝えします。

長期優良住宅を建てるためには、長期優良住宅の制度のしくみを知っておく必要があるので、長期優良住宅を建てようと考えている方や、これから家づくりを計画する方は、ぜひ参考に家づくりの参考にしてみてください。

この記事でわかること

長期優良住宅の認定の受け方
長期優良住宅認定基準項目について
長期優良住宅のメリット・デメリット

長期優良住宅の認定を受けるには

長期優良住宅の認定は、国が定めた基準を満たした良質な家ということです。その認定を受けるためには家づくりの工事を着工する前に、長期優良住宅認定基準を満たした建築計画を自分か建築会社などが住宅性能評価機関へ申請する必要があります。

長期優良住宅認定を受けるには必ず申請が必要となるため、建築会社に事前に話をしておくようにして下さい。また長期優良住宅に認定され家が完成した後も、10年以内ごとに30年以上の間、点検をし維持保全をしていく必要があり、その記録を作成、保存しなければいけません。

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長期優良住宅認定を受けるための申請は自分ですることもできますが、とても複雑で時間も手間も取られてしまいます。コストは掛かってしまいますが、ハウスメーカーや工務店などの住宅会社にお願いするのも1つも方法です。

長期優良住宅認定基準項目

長期優良住宅に認定されるためには「長期優良住宅認定制度」の基準をクリアしなければいけません。基準をクリアし認定を受けている家を「長期優良住宅」と呼びます。長期優良住宅認定基準項目は以下の9つの項目基準を満たす必要があります。

劣化対策

少なくても100年にわたり住宅の構造躯体が使用出来る事。つまり構造躯体がしっかりしているかという事。

耐震性

耐震等級2以上、免震構造などのいずれかを満たし、大規模地震がきても改修して住み続ける事が出来る。

維持管理・更新の容易性

構造躯体に比べて耐用年数が短い内装や設備について、維持管理が容易である事。つまりユニットバスやトイレやシステムキッチンなどの入れ替えが簡単に出来るような措置が講じられている事。

省エネルギー性

次世代省エネルギー基準に適合するために必要な断熱性能などを確保している事。つまり省エネルギー対策等級4以上に対応しているかという事。

維持保全計画

建築時から屋根、柱、壁、給排水設備などの定期的な点検、補修等に関する計画が策定されており、少なくても10年ごとに点検をうける事。

居住環境

良好な景観の形成や地域おける居住環境の維持・向上に配慮されたものである事。つまり、周りの環境に配慮して、調和がとれているかという事。

住宅面積

一戸建ては75㎡以上、少なくとも1階の床面積が40㎡以上ある事。(地域によって変更可能)

バリアフリー性

廊下や階段など、将来バリアフリーリフォームに対応出来るかという事。

可変性

ライフスタイルの変化に応じて間取りなどのリフォームが可能かという事。

長期優良住宅のメリット・デメリット

長期優良住宅のメリット

長期優良住宅には様々なメリットがあります。まず単純に家が高性能なので、家族が長く安心して快適な暮らしができるということがあげられます。これは当たり前のように感じことかもしれませんが、家族が毎日家で生活を送るということを考えれば大きなメリットです。

そして長期優良住宅のもう1つの大きなメリットは、様々な税制の優遇措置を受ける事が出来るという事があげられます。税制の優遇措置を受けられれば金銭的な面でのメリットもあります。

長期優良住宅は住宅ローンの減税を受ける事が可能です。一般住宅の住宅ローンの最大控除額が10年間で最大400万円なのに対し、長期優良住宅は10年間で最大500万円となります。一般住宅に対して長期優良住宅は10年間で100万円多く控除を受ける事が出来ます。不動産取得税に関しても一般住宅の控除額が1200万円なのに対して長期優良住宅は控除額が1300万円と100万円多く控除されます。

また固定資産税が軽減される期間も一般住宅が3年間軽減されるのに対して、長期優良住宅は5年間軽減されます。建物を登記する時にかかる登記免許税は一般住宅が保存登記時、評価額に対して1.5%かかるのに対して長期優良住宅は評価額に対して1%となります。

そして、住宅ローンの金利が一定期間優遇されます。フラット35を利用して住宅ローンを組んだ場合、当初10年間は0.25%金利が引き下げられます。

これを毎月の返済額で考えてみると、例えば4000万円のローンを35年で返済する場合、金利が1.41%とすると13万5807円なのに対して0.25%の優遇措置を受けると、金利が1.16%となり13万411円となります。毎月5396円の差額がうまれるため、1年間で6万4752円の差額となり、これが10年間続くと64万7520円となります。そして完済までに支払う利息も少なくなります。

銀行で住宅ローンを組んだ場合も、銀行によって内容は異なりますが多くの場合、住宅ローンの金利が引き下げられる優遇措置を設けている銀行もあります。また長期優良住宅は耐震等級2以上をクリアしているので、地震保険でも保険金の優遇措置を受けられる場合が多いです。

他にも、長期優良住宅は質の高い家なので、リフォームをしていけば世代を超えて住み継いでいけるのもメリットです。

長期優良住宅のデメリット

長期優良住宅のデメリットとして、あげられるのは建築費用が高くなってしまうということです。長期優良住宅は家の性能が認定基準項目をクリアしていなければいけないので、様々な面でコストがかさんでしまいます。他にも定期的な点検が必要となるので、その際にも点検費用がかかります。

しかしこれらのデメリットは、家の性能や安全性が高くなることを考えればコストパフォーマンスに見合っているとも考えられます。

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、長期優良住宅は多くのメリットがありますが、税金の優遇などお金の面では特にその恩恵を感じられるかと思います。デメリットもお金の面が大きいですが、その分家の性能が高くなるのであまりデメリットと感じる必要もないかもしれません。

まとめ

長期優良住宅に認定されるには認定基準項目をクリアする必要があり、工事着工前に申請をしなければいけません。そして長期優良住宅に認定されれば、多くの税制の優遇措置を受ける事が出来ます。しかし長期優良住宅は建築コストがかかる事も事実です。

これは捉え方によりますが、家は永く住まう場所です。長期優良住宅は多少コストがかかっても、家の仕様が良くなり住みよい家となります。長い目でみた場合、経済的でもあり、環境にも優しいと言えるため、検討する価値のある家と言えるのではないでしょう。


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住まいのトータルアドバイザー 元ハウスメーカー社員の経験をもとに住まいの情報を発信中! 住宅業界に身をおいていたから分かる【家づくりのためのポイント】をご紹介します。

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