家づくりを計画している皆さんは、自分が住む家にどのような事をお求めでしょうか?それはデザイン性や住み心地の良い空間であったり、周辺環境であったり様々だと思いますが、家の性能という事をお考えになった事はあるでしょうか。
家の性能は毎日の暮らしを送る上でとても重要なポイントの一つです。何故なら家の性能によって生活がとても快適なものになるからです。ですから家づくりをおこなう上で家の性能を考えるという事は、とても重要なポイントになります。
家の性能を考える上で外せないのが「ZHE」です。ZEHとはネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(Net・Zero ・Energy・House)の略で年間に消費するエネルギーの量が実質ゼロになる家の事です。簡単にいうと住宅の消費エネルギーを減らし、足りないエネルギーは創り出すという事です。
ZEHは政府が2020年までに標準的な新築住宅にする事を推進し、2030年までに新築住宅の平均でZEH住宅を実現する事を目指している事もあり、ZEH仕様の住宅に注目が集まっています。またZEHは日本だけでなく、アメリカやヨーロッパでも同時並行的に進んでおり、正に次世代の住まいといえ、家づくりにおいて考えておくべき事の1つです。
積水ハウスのZEH
積水ハウスはハウスメーカーの中でも特にZEHに力を入れているハウスメーカーで、 2019 年度の新築⼾建住宅における ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の⽐率が 87%となっています。また2013 年から供給を開始した ZEH「グリーンファースト ゼロ」の累積普及棟数は 51,793 棟(2020 年 3 ⽉末現在)となっています。
日本政府がZEHの普及と公表を始めて2016年から4年連続で1位を維持しているのが積水ハウスのZEH住宅で、次いでセキスイハイム、一条工務店となっています。
積水ハウスのZEHといえば「グリーンファーストシリーズ」です。グリーンファーストシリーズの中でも「グリーンファースト ゼロ」は「太陽光発電」「燃料電池」「蓄電池」「HEMS」「V2H」「LED照明」「高効率エアコン」「高効率給湯」などのワンランク上の創エネ設備と先進の省エネ設備により消費エネルギー削減を実現し、家に住む家族全員が心地よさと安全・安心を感じる住宅を提供しています。
ZEHとは
ZEHは空調、給湯、照明、換気など住宅で消費するエネルギー量の合計を断熱性能の向上、省エネ性能の高い高効率の設備機器を使う事で、使用エネルギーをおさえます。そして太陽光発電システムやエネファームなどを使い、再生可能エネルギーを利用して家庭でエネルギーを創り、年間の消費エネルギー量と発電するエネルギーがプラスマイナスゼロとなるシステムの事です。
積水ハウスのZEH住宅は、快適な暮しを維持しながら、高い断熱性と省エネ設備により消費エネルギーを大幅に削減する一方で、太陽光発電など先進の創エネ設備により、必要な消費エネルギーに相当するエネルギーを創り出しエネルギー収支を目指しています。
ZEH住宅のポイント
ZEH住宅で重要なポイントとなるのが断熱・省エネ・創エネ・HEMSの4つです。
住宅の断熱性能と気密性を高める事で、室内の温度を保つ事が出来ます。そのため、空調も効率良く効き、夏は涼しく冬は暖かな快適な生活を送る事が出来ます。また家の中の温度がある程度一定に保たれるため、心臓発作や脳卒中を引き起こすヒートショックを防ぐ事にも期待が持てます。高断熱により快適な住宅環境が実現するため、毎日の生活が心地よくなり健康的な暮らしが実現出来ます。また断熱性能に優れた家は保湿性が高く外気温の影響を受けにくいため、夏は涼しく冬は暖かく一年を通して快適な家となります。
太陽光発電システムや、クリーンな発電装置として注目されている家庭用燃料電池エネファームなどを利用して、家が自らエネルギーを創り出すため環境にも人にも優しいシステムです。
LED照明や高効率エアコンなど最新の機器の導入によってエネルギー消費を減らし、環境に優しく経済的な住宅を実現し、少ないエネルギーでも快適な生活をする事が出来ます。
ZEHに欠かす事が出来ないのがHEMSです。HEMSとはホーム・エネルギー・マネジメント・システムの略です。家庭で電気を「創る」「蓄える」「無駄なく上手に使う」ため、電力を無駄にしないように家全体のエネルギーを効率よく一元管理しネットワーク上で管理するシステムです。タブレットなど、手元の端末を使い電気機器の使用状況をリアルタイムでチェックしコントロール出来ます。まさにエネルギーの見える化です。
ZEHのメリット
光熱費の削減
家庭の消費エネルギーがほぼゼロになるため、光熱費をかなりおさえる事が出来ます。また場合によっては売電収入を得る事も出来ます。
新築住宅も築後20年経てば家の資産価値はほぼ無くなってしまう現在の住宅市場の中、今後は高性能なストック住宅において、築年数に関係なく家の質の高さが家の価値となっていく事が予想されます。ZEH対応の家は高性能なため、将来の資産価値にも期待出来ます。
政府は2012年からZEH支援事業を実施しているので、補助金を申請する事が出来ます。ZEHの補助金を受けるためには条件を満たす必要がありますが、1戸あたり70万まで補助金を受け取る事が出来ます。さらに蓄電池を設置すれば1kWhあたり3万円で上限30万円まで補助金を受け取る事が出来ます。
住まいの消費エネルギーを削減し、太陽光発電発電やエネファームなどで創エネする事でCO2の削減や温暖化防止など環境に優しい事もあげられます。
万が一の災害や停電時も太陽光発電システムや蓄電池を設置していれば電気の使用が可能なので、いつもと変わらない生活をする事が出来ます。災害対応にも優れています。
ZEHのデメリット
ZEHのデメリットは一般的な住宅より機能面を充実させる必要があるため、初期費用が高くなってしまう事です。値段にすると約300~500万円ほど高くなってしまいます。しかし補助金が受けられる事や毎月の光熱費がほとんど掛からないため、長期的なランニングコストとして考えた場合、あまりデメリットと考える必要はないかもしれません。
まとめ
家は日々進化しており、創エネ、省エネは当たり前の時代に移行しつつあります。家づくりを計画する際にZEHについて考える事は、もはや当たり前の事になりつつあるのかもしれません。住まいをZEH仕様にする事で快適で健康的な住環境と経済的な住環境の2つの環境を手に入れる事が出来ます。
環境にも優しく、家計にも優しい理想のZEH仕様の住宅。家づくりを計画するのであればZEHをしっかりと理解して家づくりを進める事で、快適、健康、安心、省エネを考えた住む人に優しい理想の住まいを手に入れられるはずです。
積水ハウスはハウスメーカーの中でもZEH住宅に力を入れているため、ZEH住宅を建てるのであれば、積水ハウスを選択肢に入れて検討することも考えてみてはいかがでしょうか。
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