毎日の暮らしを安全に安心して過ごすために、家づくりにおいて欠かせない事があります。安全に安心して過ごすための家づくりにおいて欠かせない事、それは「防犯対策」です。
自分の家だけは強盗や空き巣などにあわないので大丈夫だと思っていませんか?そんな事は絶対にありません。誰しもが強盗や空き巣などの被害にいつ遭ってしまってもおかしくありません。そうならないためにも正しい防犯対策をする事がとても大切です。正しい防犯対策をする事で「家」そして「家族」を守る事に繋がります。
空き巣の手口(空き巣・忍び込み・居空き)
留守中の家に侵入して金品などを盗む「空き巣」、夜間の就寝中に侵入して金品などを盗む「忍び込み」、入浴や食事中など生活中の隙を見て金品などを盗む「居空き」と呼ばれる強盗の手口があります。
これらの犯罪の中で最も多い侵入の場所をご存知でしょうか?それは窓からの侵入です。窓からの侵入の手口は窓ガラスを割って、鍵を開け家の中に侵入するというやり方です。ですから鍵をかけているからといって安心は出来ないのです。
もし強盗や空き巣などにあった場合、犯人と家の中で遭遇してしまったら金品などを盗まれるだけでなく最悪の場合、命の危険も考えられます。ですから自分達の身は自分達で守らなくてはいけません。
住まいの防犯対策
正しい防犯対策が泥棒や空き巣から家を守ります。ですからドアや窓だけではなく、家全体で防犯対策をおこないセキュリティーのしっかりした安全な家づくりが必要です。
まず防犯性能の高いドアや窓にする事は防犯対策として非常に有効です。最近は防犯性能の高いドアの種類も豊富です。最低でもドアにカギが2つ付いているツーロックのドアにするだけでも防犯性能は各段に高くなります。もちろんピッキングやバールなどでのこじ開けなどに対応した頑丈なドアにする事でさらに防犯性能が高くなります。
窓には強化ガラスや防犯ガラスを採用し、補助錠を付けるなどするだけで普通のガラスと比べ防犯性能が各段に高くなります。また防犯カメラ、録画機能付きインターフォンなどの防犯グッズも、証拠を残すという意味で防犯効果があるといえます。防犯対策は1つだけではなく、いくつもの対策を組み合わせる事でその効果をより高めます。
空き巣に狙われにくい家にする
強盗や空き巣は犯行をおこなう際に、やみくもに家に侵入している訳ではありません。しっかりと侵入しやすい家と侵入しにくい家を見定めています。
空き巣や窃盗は犯行を行う前に下見をすることがほとんどです。その際に侵入しやすい家と侵入しにくい家を見分け、犯行を行います。したがって下見の際に入りにくい家と思わせる事が防犯対策ではとても重要なのです。
つまりそれは、狙われにくい家にするという事です。狙われにくい家のポイントとなるのが「時間」「光」「音」「見通し」という4つのキーワードです。
まずは「時間」ですが、犯人は家に侵入する際になるべく時間をかけずに侵入しようとします。侵入する際に5分以上かかると約7割が犯行をあきらめるといわれています。つまり侵入に時間がかかると思わせる家にする事で犯人は犯行をあきらめる可能性がとても高くなります。ですから強盗や空き巣にドアや窓が簡単に破壊されないようにする事で、強盗や空き巣から被害にあう確率を下げる事が出来るのです。
次に「光」ですが、犯人は人に見られる事を嫌うため、門灯やセンサーライトなどを設置して夜間でも家の周りを明るくする事は防犯上とても有効となります。そして「音」ですが、大きな音は周りの注目を集めるので、警報機を設置したり、防犯砂利を敷いておくと音がでるため防犯対策として有効です。
最後に「見通し」ですが、空き巣や窃盗犯は周りの目をとても気にするため、家の見通しをよくする事も防犯という意味ではとても大切です。
そして防犯対策は人任せにしない事も大切なポイントです。しっかりと自分でどのような対策をするかを考えて下さい。ですから家づくりのプランの打ち合わせの際に、担当者から「この地域は犯罪が少ないので大丈夫」とか、「2階の窓からなら侵入されません」などと言われても、防犯という点においては油断してはいけません。なぜなら空き巣や窃盗犯は思いもしない方法で侵入しようとするからです。
様々な防犯対策
防犯性能で安心して暮らせる家づくりを目指すには、3つの視点から総合的な防犯対策を考えるとより防犯性の高い家となります。その3つの防犯対策は「見える防犯」「守る防犯」「知らせる防犯」です。
見える防犯
家の照明や外構・植栽を防犯対策用に計画的に設計することによって見た目で侵入が難しいことをわからせ、狙われにくくする防犯対策。
守る防犯
守る防犯対策は、家への侵入を難しくする防犯対策で、例えばサッシに「2ロック」、玄関・勝手口のドアに、ピッキングやカム送り解錠に強いディンプル錠「1キー2ロック」システム、こじ開けに強い「鎌付き錠」を採用するなどの防犯対策
侵入経路になりやすい1階のすべての窓と2階のバルコニー部分の窓を「遮熱断熱・防犯合わせ複層ガラス」にすることで守る防犯性能を高めることもできます。
知らせる防犯
ホームセキリュティサービスにより異常を知らせ、万が一に対応し被害を最小限に抑える「防犯センサー」を設置する防犯対策です。
まとめ
せっかく建てた自分達の家は自分達で守らなければいけません。家づくりを計画する段階で防犯の事も考慮し、空き巣や窃盗などに狙われにくく、侵入されにくい家を建てましょう。ちょっとした防犯対策で被害にあう可能性が少なくなります。そうする事で家族が安心して安全にくらす事が出来る家となります。
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