積水ハウスの家で考える本当に地震に強い家づくりとは

家にはいろいろな役割りがあります。それは家族のコミュニケーションの場であったり、毎日を快適に暮らす事ための場であったりと様々です。しかし、そのような役割り以外にも家には自然災害から家族を守る役割があります。つまり家には安全性が求められるという事です。 何故なら家族は家によって守られるからです。家族が安全に安心して毎日の生活を送るためには、丈夫な家である事が必須条件です。

安全な機能を備えた家づくりで考えるべき事は様々ですが、その内の一つに地震対策があげられます。何故なら地震はいつ起こるのか誰にもわかりません。ですから、いざ地震が起きた時に自分の大切な家族と家を守るためには、地震対策を施した地震に強い家を建てる事がとても大切です。

積水ハウスの地震対策
積水ハウスの地震対策としてまずあげられるのが「シーカス」です。シーカスは地震に対する安全性を高めるのが地震動エネルギー吸収システムで、粘弾性ダンパーの心臓部に当たるエネルギー吸収体に気温に左右されにくく安定した特性、変形能力を持ち、エネルギー吸収率約60%を誇る特殊高減衰ゴム「シーカス60」を採用し壁のフレームに組み込むことで地震の振動エネルギーを熱エネルギーに変えて吸収し、地震時に発生する建物の変形量を約1/2に低減させる制震システムです。

「シーカス」は地震の揺れを低減し小さく抑えることが出来るので、地震が起きた際に家にかかる力が少なくなるため、家全体へのダメージは減らすだけでなく、クロスの亀裂や外壁のひび割れなど地震で起こる家全体のダメージも軽減させることができるため住宅の寿命も延ばします。

他にも積水ハウスの家では「外壁パネルロッキング工法」と「外壁取り付け器具」を工夫することによって、地震で起こる家へのダメージを軽減しています。「外壁ロッキングパネル工法」では、外壁のロッキンを妨げない特殊な外壁取り付け器具を使って外壁を取り付けることで地震の時に発生するエネルギーで、躯体に大きな外力が加わっても家の変形に合わせて外壁パネルが回転運動することで、地震により生じた力を受け流します。

「外壁ロッキングパネル工法」によって地震により生じたエネルギーを受け流すことで出来るため、外壁の脱落や破損などを防ぎ、家の耐久性・安全性を高めています。

「シーカス」「外壁パネルロッキング工法」は万が一の地震に備え住まいを守る住宅に必要な積水ハウスの耐震技術のひとつです。

地震大国日本
日本は地震大国といわれるほど地震がとても多い国です。大小合わせると1年間で約2800回もの地震があるといわれています。日本全国どこに住んでも地震が起こるため、日本に住む以上、地震を避ける事は出来ないといえるのではないでしょうか。そして過去に何度も大きな地震に襲われてきた日本では、その度に多くの家が倒壊しています。

1995年阪神淡路大震災、2004年新潟県中越地震、2011年東日本大震災、2016年熊本地震、2016年鳥取中部地震では耐震性能の低い多くの家が倒壊しました。このような大きな地震が起こった時、住まいは命を守ってくれるものではならないと改めて考えるべきなのです。近年は地震への関心も高まり、家づくりにおける地震についての考え方も変わりつつあります。本当に地震に強い家づくりをするならしっかりと地震対策のポイントをおさえた家づくりをする事が重要です。

地震対策
地震対策は大きく「耐震住宅」「制振住宅」「免震住宅」の3つに分ける事が出来ます。

耐震住宅
耐震住宅は筋交いや構造用合板を入れるなどして建物全体の耐久力をあげ、地震に対して十分な強度を備え、建物が倒壊しないようにと考えられた家です。つまり地震の揺れに対して耐える家となります。そのため地震の揺れが直接建物に伝わるというデメリットもあり、家全体に地震のエネルギーによるダメージが残ります。

免震住宅
免震住宅は家と地面の間の免震装置で揺れを逃し、地震の振動を建物にあまり伝えてないようにする事で、揺れを大幅に軽減させ地震でも家があまり揺れない優れた地震対策です。高性能な分コストが高いのと、地盤の制約を受けてしまうのがデメリットです。

制震住宅
制震住宅は地震の揺れを制御する構造です。振動エネルギーを制震ダンパーや制震壁でエネルギーを吸収、または相殺し、建物をの揺れを小さくします。制震のメリットは何度も何度も繰り返しくる地震に対して強い事です。ですから大地震の後にくる繰り返しの余震にも効果を発揮します。
免震住宅に比べて低コストですが、ダンパーの理想的な配置が難しく間取りによっては制限を受けてしまう場合もあります。また大きな地震がきた場合はダンパーなどが壊れてしまう事もあるので、次の地震に備えて取り替えを必要とする場合があります。

まとめ
どんなに素敵なデザインの家でも、どんなに利便性の良い家でも、家族が安心して暮らせなければ本当の意味で良い家とはいえません。地震大国である日本で本当に良い家づくりをおこなうのであれば、地震対策についての知識をしっかりと身につけておく必要があります。
積水ハウスでは「シーカス」「外壁ロッキングパネル工法」といった地震対策や家がどれだけ地震に耐えることが出来るのかという実験をおこない、様々な技術力で地震に強い家を実現しています。
積水ハウスの家づくりは、地震に負けない強い家づくりをおこなう事ができ、いつまでも家族が安心して長く暮らせる家を建てる事が出来るといえます。

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住まいのトータルアドバイザー 元ハウスメーカー社員の経験をもとに住まいの情報を発信中! 住宅業界に身をおいていたから分かる【家づくりのためのポイント】をご紹介します。

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