ユニバーサルデザインを考えた家づくり

家づくりのヒント
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最近「ユニバーサルデザインを取り入れた家」というのをよく聞くので気になっています。ユニバーサルデザインを取り入れた家ってどんな家?

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家族みんなが住みやすい家を建てるには、ユニバーサルデザインを取り入れた家のほうが良い?バリアフリーとの違いは何?

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ここ数年で耳にするようになった「ユニバーサルデザイン」。家を建てる際にユニバーサルデザインを取り入れる方も増えてきました。それだけユニバーサルデザインを取り入れた家は今注目を集めています。

皆さんは、ユニバーサルデザインという言葉をご存知でしょうか。ユニバーサルデザインとは子供から高齢者の方、男女、障害の有無や人種などを枠を越え、より多くの人達が利用しやすいようにデザインされたものの事をいいます。

ユニバーサルデザインに近い言葉にバリアフリー化という言葉があります。ユニバーサルデザインとバリアフリーの違いは、バリアフリーが高齢者や障がい者が生活する上で不自由な所を取り除くのに対し、ユニバーサルデザインは年齢や障がいの有無に関係なく、全ての人に対して平等な使いやすさを目的としている事です。

この記事では、ユニバーサルデザインがどのような考え方であるのか、そしてユニバーサルデザインを住まいに取り入れることで、どのようなメリットがあるのといったことを詳しく説明していきます。

これから家づくりを始める方や家づくりを計画している方、ユニバーサルデザインを住まいに取り入れたいと考えている方は、ぜひ参考に家づくりを考えてみてください。

この記事でわかること

ユニバーサルデザインとは何か
ユニバーサルデザインを取り入れた家とは
ユニバーサルデザインを家に取り入れることの重要性
ユニバーサルデザインを取り入れた家の魅力

ユニバーサルデザインとは

ユニバーサルデザインとは簡単にいうと、皆が使えるようにモノや建物、空間をデザインするという考え方で、1980年代にアメリカのノースカロライナ大学教授であるロナルド・メイス氏の提唱によって、全世界に広まっていきました。主に7つの原則をもとに成り立っています。

公平性

誰にでも公平に利用することができる。

自由度

自由度が高く、使いやすい方を選んで使うことができる。

単純性

使い方が単純で誰にでも簡単に使うことができる。

わかりやすさ

欲しい情報や必要な情報がすぐに理解できる。

安全性

単純ミスや危険なことにつながらないデザインにする。

体への負担の少なさ

無理な姿勢や強い力が必要でなく、誰にでも楽に使用することができる。

スペースの確保

使いやすく、十分な大きさや広さがある。

ユニバーサルデザインを取り入れた家

実際に、ユニバーサルデザインは世界的にも様々な場所や物に取り入れられています。もちろん家にもユニバーサルデザインを取り入れられています。では、ユニバーサルデザインを取り入れた家とはいったいどのような家なのでしょうか。

同じ人間でも背が高い人、低い人、太っている人、痩せている人など一人一人体の特徴は異なります。年の差や個人差を越えて誰しもが住みやすい安全な家、家族みんなが生活しやすいように工夫された家、それがユニバーサルデザインされた家です。

一見難しく考えてしまいがちなユニバーサルデザインですが、例えば「家に入るためのスロープ」「車椅子でも入れる広いトイレ」「センサーで水が出る蛇口」「大きなスイッチ」「ゆるやかな階段」などもユニバーサルデザインされたものといえます。

では、家づくりの際にユニバーサルデザインを考える必要であるのかというと、答えは「必要である」といえます。何故ならユニバーサルデザインは、住まいに未来性、安全性、安心性、使いやすさを与えてくれるからです。

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近年でこそユニバーサルデザインを取り入れた家というのは注目されてきていますが、まだまだ認知度も低いのが現状です。しかしユニバーサルデザインを取り入れた家というのは本来の家づくりでは考えておかなければいけないことの1つです。

ユニバーサルデザインを家づくりに取り入れる重要性

ユニバーサルデザインを取り入れた家は近年注目されつつあります。何故なら、ユニバーサルデザインを取り入れた家は誰しもが暮らしやすく、生活しやすいように配慮され、誰にとっても暮らしやすい家であるからです。

家づくりは間取りや設備、デザインなどを考える事も大切です。しかし家は日々の暮らしをする場所ですから、いくらデザインが良くても、設備が良くても生活しにくくては意味がありません。家づくりを考える際に間取りや設備だけでなく、ユニバーサルデザインを考慮する事で毎日の生活が快適で将来も安心出来る家を建てる事ができるといえます。

特に「玄関」「トイレ」「浴室」「階段」といった家族が毎日使う場所にユニバーサルデザインを取り入れることで、今現在だけでなく将来的にも住み良い家となります。またこれらの場所は家の中でも事故が起きやすく、使いづらさを感じやすい場所でもあるためユニバーサルデザインを取り入れることで問題点の解消へとつながります。

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ユニバーサルデザインは必ず家の中に取り入れなけばいけない訳ではありません。しかしユニバーサルデザインを上手く取り入れることで、家族全員が将来にわたって快適な生活を送ることができる家になることは間違いありません。

ユニバーサルデザインを取り入れた家の魅力

ユニバーサルデザインの住まいを考える際に重要な事は、実際に使う人の目線に立って考えるという事です。住まいは本来住みにくくあってはいけません。毎日の生活の負担を減らすためにも、使いやすいという事を考えた家づくりが重要という事です。

例えば、 ゆるやかな階段の勾配や廊下、トイレの広さ、各部屋の段差の解消など、使い勝手が良く、住む人にとって暮らしやすい家 。出入りしやすい広い玄関、つかまりやすい手すり、滑りにくい床材、ヒートショック対策をした浴室、車イスでも移動しやすいスロープなどを取り入れた家。誰もが操作しやすい住まいの設備を取り入れた家などです。

また ユニバーサルデザインを取り入れた家は、高齢になるまで長く住み続ける事が出来るように設計されているため、結果的に将来的なリフォームも少なくなります。

このようにユニバーサルデザインを住まいに取り入れるということは、本来家づくりに求められる「家族が安全で快適な生活を送ることができる家を建てる」ということに繋がります。それだけユニバーサルデザインを取り入れた家には魅力があるといえるのではないでしょうか。

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ユニバーサルデザインを家に取り入れることは家族全員にとって多くのメリットをもたらします。ですから是非住まいにユニバーサルデザインを取り入れてみてください。

まとめ

住まいは住む人にとって暮らしやすい事が理想です。  誰にでも公平に使う事ができる公平性や体への負担が少ない家ほど住みやすい家であるといえます。ですからユニバーサルデザインの家は家族全員が暮らしやすいのはもちろんですが、家族の未来を見据え、将来にわたり安全や快適さをもたらしてくれるので、必然的に住みやすい家といえます。

ですから、何十年と住み続ける住まいに対しては、ユニバーサルデザインを取り入れるという考え方は非常に大切なポイントです。ユニバーサルデザインを意識した長期的な視線で家づくりを考え進めていけば、必然と暮らしやすく、快適な良い住まいづくりが出来るのではないでしょうか。


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住まいのトータルアドバイザー 元ハウスメーカー社員の経験をもとに住まいの情報を発信中! 住宅業界に身をおいていたから分かる【家づくりのためのポイント】をご紹介します。

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